Record of Memories

「とにかくファンのみんなのことだけを考えて

 ライブをしていたなーという印象です」

 

唐突ですが、、起承転結無視ですが

ほんと、大野さんのお手紙にあった

この一言が全てだと思いました。

 

2021.11.03 AM11:05

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories

 

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以下、詳細なネタバレはありませんが

昨日観てきて感じた感想を、

パンフレットや堤監督のインタビューなど、

公開されている範囲内でフワッと。

綴らせていただきたいと思います。

全く情報いれずに。という方は

またそのタイミングで分かち合えたら嬉しいです☺️

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オープニングからファンの割れるような歓声と

いつものLiveとは明らかに違う、感じたこともない

一体感に熱量を感じながらのスタート。

 

そんな空気に開始0秒で飲み込まれてしまった

わたしは、息を吸うよりも先に涙が溢れて止まらない。

 

映画館の客席に座るみんなも。

それぞれの感情を胸に抱きながら

涙を拭い見守っていた。

 

「やっと会えた」

 

それが最初の気持ち。

 

いつものLive映像とは違い、

様々な角度から映し出される大野さんは

私が想像していた以上にずっと穏やかだった。

 

もちろん、いい意味で"いつもどおり"の

大野さんがそこにはいた。

 

そんな「いつもどおり」を極める

いつもどおりの大野さんの表情や仕草、

ファンサの一つ一つをこの目に焼き付けることが

できたのは、ある意味とても新鮮なもので

知ってたはずだけど、知らなかった新たな発見が

沢山あった。

 

知ってはいたけど、改めてカメラに抜かれるたびに

ずーーーっとファンサしかしてない大野さん。

 

隙間さえあれば、ずーーーーっとですよ?

 

いや…知ってたけども(n回目)

 

通常のLive映像では、やっぱりある程度かたちに

残すために映える場面がピックアップされるのだと

おもうけど、そんなことはおかまいなしに

カメラに背を向け1秒でも隙間があればファンとの

コミュニケーションに徹するのが

大野さんなんですよね。

 

そんな大野さんのファンとの向き合い方が

四方八方からカメラに収められ

まさか映画化される時がくるなんて。

 

大野流、ファンと心を通わせる時間が

こんな風にドキュメンタリー化されるなんて…。

 

ドキュメンタリーといえば。

今回映画だったらドキュメンタリーとか挟むのかな?

なんて想像したりしていたけれど

全てを観終わり一晩寝て振り返ってみると

何故ストーリー形式ではなく、Live映像一本

だったのか。やっとわかった気がした。

 

あくまでも"Liveの記録映像"のスタンスであった

理由。

 

「とにかくファンのみんなのことだけを考えて

 ライブをしていたなーという印象です」

 

そう。

これこそが、今回の映画の最大のテーマであり

5人が映画を通して1番伝えたかったことなんじゃ

ないかな。

 

カメラ125台はもちろんそれぞれのパフォーマンスを

余すところなく堪能できるようにする為って

目的もあっただろうけど

 

普段と違った角度から映し出されるメンバーの

表情や姿勢から、いかにこの人たちが

真っ直ぐに目を逸らさずにファンと向き合い

本気でステージを作り、そこに立っていたのかという

"覚悟"を見ることができた。

 

「ステージに立つ、生身の人間だけで勝負する」

 

私にとっては、それだけでもう

どんな映画よりも壮大なストーリーだった。

 

こんなにもキラキラと輝く、綺麗な宝箱を

見せてもらっている感覚。

 

それと同時に沸き起こる、尋常じゃない切なさ。

 

そんな感傷に浸っているとき。

そんなファンの感情を2019.12.23の

時点でもうすでに予測できてて

全部分かってたのかというほどに

粋な計らいでファンを笑顔にしてくれるのは…

 

やっぱり大野さんなんだ。

 

ドルビーの効果なのか、私の眼力なんかしらんけど

ブルーが映える映像の中にいた大野さんは

ひたすらに………はっちゃけていた。笑笑。

 

それも39歳という年齢に相合いしい

落ち着いた中にもユーモアと気品に

溢れたチョケかただった。←美化しすぎた?笑

 

パンフレットでも語ってくれてたけど、

ファンがそれぞれにいろんな感情をもって

会場に入り、ファンにとっても

その瞬間は唯一無二であって

もう一生戻らない時間ということを

本当の意味で念頭に起いて、その

想いを大事にしてくれてる。

 

だからこそ、他のメンバーが真面目に歌っている中

予想もしないタイミングでショさんのオチリに

ブシュってしたり、ジューンのお背中ナチュラルタッチしてキュンキュンさせたり、カメラに向かって無邪気な笑顔みせてくれたと思ったら

とんでもない変顔かまして一瞬で

会場の空気を180度変えられる、唯一の人なんだ。

 

誰よりもファンが見たいもの

聞きたいことを骨の髄から理解し、

息するみたいに感覚的にそれらをサラリと提供する

姿には、もはや"プロのアイドル像"を感じて震えた。

 

そして、

多くの智担の生きる糧と言っても過言でない

あのソロダンスパートに関しては

もはや言葉で形容できる範囲を越えていた。

画面越しでも充分なほどに伝達されてくる

とんでもないオーラと圧倒的な技術力。

 

堤監督が言っていた

「たった一人でもドームを相手にできる

 スゴさがあります」

の通り、大野さんが1人で登場したときの

一瞬で空気が変わるあの感覚。

一気に会場が静寂に包まれるほどの緊張感。

 

125台のカメラで挑もうとしても

追いつくことのできない表現のスピード感に

画面には収めきれない表現の幅。

なによりも空間全てを支配する気迫は

まるでさっきまでの大野智とは別人だ。

 

大野さんの「静」の中に点在する

「魂」をとんでもない威力で投げつけられた。

そんな時間だった。

 

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories

 

ドルビーシネマを象徴とする色彩や奥行き感は

勿論のこと、何よりも音で全身が包まれる感覚の

素晴らしい音響は、まるで会場にいるかのような

臨場感だった。

 

シューティングには入れなかったけれど

ドームで嵐と共に過ごした尊い記憶の端々が

五感でフラッシュバックするような感覚は

エモさ全開。

 

125台のカメラからは、一瞬の表情も見逃すまいと

いうカメラマンさんの気合いさえも伝わるほど。

結果、大野さんのカッコいい、可愛いは

勿論のこと、時々見せる鬼のような形相の破壊力に

ぶっ倒れそうになった。

 

そんなこんなで、開始0秒でマスクは水没。

10分後には

時々かましてくる「可愛い」に被弾しながらも

大野さんism全開のパフォーマンスを

鼻息を荒くし興奮気味に受け止め続けることになる

驚異のアトラクション映画だった。

 

ほぼ昇天した状態で帰宅した後、

ふわふわした感覚で携帯をみると

この映画に関する色々な言葉が飛び交っていた。

 

諸々の"やり方"に納得できないファンがいることも

理解はできるし、それぞれの考え方や受け取り方

だから誰も否定することはできない。

 

でも、

まずは観て欲しい。

 

「いつも通り」の大野さんの本気を

違う角度からいっしょに観て欲しい。

 

目の前には眩しいぐらいに輝く

大野さんがいました。

 

「俺ぜんぜん可愛くないよ?」どこがやねん。

と突っ込みたくなるぐらい

透明感あふれ、信じられないぐらい

柔らかい表情がそこにはありました。

 

目の前のファンを目に焼き付けようと

ひとりひとりを真剣な眼差しで

みつめている大野さんがいました。

 

いま、この瞬間を大切にしたいという

姿勢を見ました。

 

自分の目で直接確かめた後、感じたことは

どんな感情のものだったとしても

私は切り捨てずに宝物にしたい。

 

「当時39歳の僕も含め本気の僕らを楽しんでご覧いただければと思います!」

 

#大野智