ライトダウン伝説

智と巡る『FREESTYLE 2020 SATOSHI OHNO EXHIBITION』2020.12.11

 

あれから一年ですか。

 

天才だったね。(唐突)

 


飾らず自然体で、優しくって

ずっと2人で寄り添っていたような

そんな時間をすごせましたね。

 

智くんと共に…

 

自分だけの領域を持っていて、

特別に大切な部分は誰にも見せないし

彼の領域には誰も踏み入ることが出来ない

そんな智くんが

 

"放っておいてくれる人がタイプ"

自分では言葉にするのが苦手というし

そんな優しさの塊がゆえに

受け取り方を相手に委ねてくれる

そんな智くんだから

 

そして何よりも、ファンの気持ちを

手に取るようにわかってくれる人だからこそ、

 

ファンのために用意してくれた特別な時間。

 

この、とんでもなさが伝わりますでしょうか。

 

自分の想い、喜び迷い、苦しみ

そして出会いや別れ、智くんの人生そのものを

FREESTYLEという場で、その全てをみせてくれた。

 

それだけでも充分なのに、

 

彼のファンひとりひとりが

智くんと心で会話しながら

「智くんと私だけ」の時を過ごせる

2人っきりになれる。

掛け替えのない時間をプレゼントしてくれた。

 

優しい静かなトーンの声。

智くんの擦るように進む足音。

静かな呼吸。

いつも通りパンパンなズボンのポケット。

全部が最高の贈り物だった。


たくさんお話をしてくれた作品もあれば

時折、作品をじーっと見つめて

何も話さなかったり。

 

そんな智くんらしいゆったりとした

時間の流れ方や空気感に

心が溶かされ、落ち着いていく。

 

もっと作品のこと話してくれるのかと

思ってたけど、そうじゃないところが

智くんらしい。

 

無言の時間ほど、智くんの胸中に想いを馳せ

そんな沈黙が、最高に心地よかった。

 

作品を愛おしそうに

真っ直ぐな瞳で見入るその横顔は、

不思議なぐらい綺麗で

 

ふわふわな髪

長くて繊細なまつ毛

少し猫背な背中に

いつのまにかボーっと目を奪われてる。


かと思えば、

 

「細かっ!」

「これはいっか」@2点のテスト

 

みたいに急にぼそっとしゃべりだす智くんの声で 

我に返ったりして。

 

智くんの独特な"間"。

 

なんか、すっごく話すわけでもないし

気づいたらふっと消えてしまいそうな儚さの持ち主

だけど、前に進む時には

黙ってしっかりエスコートしてくれる。

それが智くんの男らしくてかっこいいところ。

何度でも惚れ直してしまうところ。


誰もが心地よいと感じてしまう彼の不思議な波長


智といっしょにいると、こんな感じかぁ…

 

時間よ止まれ。切実に____

 


気になったのは、やっぱり大きな細密画。

 

大野さんの本心が見えそうで、

深読みする勇気が出なかった絵。


この絵を前に、ずっと黙って

静かに変化する表情で眺め見ていた大野さん。

 

その揺れ動く瞳を見守ることしかできない自分。

 

心のどこかでこの絵の真意を智くんから聞きたいと

待ち構えている私。

 

「すげぇな」

 

フッと息をはくように、一言だけ呟き

その場を去る大野さん。

 

…そうだよね。言えないよね。

言うべきじゃないって思ってるのかもね。

 

まるで心の鍵を預けられたような

何かを託された気持ちになる。

 

夜の静まり返った静寂に後押しされるように

"切なさ"に襲われた

 

そんな気持ちを知ってか知らずか、

それでも終始穏やかなままの智くんは

彼のペースを崩すことなく落ち着いた佇まいで

夜景の見えるスカイデッキへ連れて行ってくれた。

 

ここにきて、改めて気がついたけど

智くんは「夜」が完璧に似合う。

 

普段お茶の間ではなかなか知ることができない

大野智の夜のトーン。

 

誰よりも大人で落ち着いていて、内側から

滲み出る深みのある色気に溢れている。

 

吸い込まれてしまいそうなオーラ。

 

これが本来の大野さんの素顔なんだろうな。

 

冷たい外の空気に灯る東京タワーをバックに

ゆっくりと感謝の気持ちを伝えてくれた

智くん。

 

いつも通り、シンプルで

真っ直ぐな言葉で。

 

話し終え、静かに夜景の方を向くと

偶然か必然か、消灯の時を迎えた東京タワーの灯。

 

智くん。

大野智の30年を一緒に巡らせてくれて

本当にありがとう。

 

智と巡るフリスタデート、じゃなく

智から大切な話があるから呼び出された。

 

そんな感覚だった。

 

智くんがくれるものは、いつも

申し訳ないぐらいにこちらの想定していたことを

遥かに超えてくれる。

無条件に沢山の愛を与え続けてくれる。

その存在そのものが"エンターテイメント"な人なんだ。

 

泣きたくなる程、愛おしい時間でした。

 

大野智とは、「愛です」

 

#大野智